満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第29章 噛みつきたい!【不死川実弥】
「……大丈夫かァ」
待って待ってと縋るように言う波奈に、頭上から見下ろしてそう聞いた。
繋がっているソコはキュっと締め付けてヒクついているし、動けばグチュンと水音が響くほど、濡れてはいる。
決して嫌なわけではないはずだが、波奈はハッハッと苦しそうに呼吸を整えている。
心配そうに波奈を見つめた。
「……ごめ、なさ…っき、きもちよくて、おかしくなりそうなの、…っ」
「………」
真っ赤な顔で、涙目で、そう言いながら不死川を見つめる波奈。
不死川はこのままふらーと意識がぶっ飛んでしまいそうなのをぐぐ…と耐えた。
不死川には7人の兄弟がいて、その1番上の長男だった。
物心ついたときから下には小さい妹や弟がいたため、何かに耐えたり我慢することは慣れていた。
我ながら自分は我慢強いと自負していた。
生徒であるが故に、好きな人に手をつけずにいた3年間をもってしても、不死川の辛抱強さは格別である。
本当は、波奈の中でめちゃくちゃに腰を打ちつけて、締め付けるソコを擦り付けたい。細い波奈の腰を持ち上げ、欲望のまま動かせたら、。
それでも我慢強く波奈が落ち着くまで待てるのは、波奈が好きだからで、そしてとんでもなく可愛いからだ。
しかし、不死川はもう限界だった。
思わず波奈の背中に手を回し入れて、ぎゅっと抱きしめた。
「んん…っ!くるし…っ」
「わりーなァ波奈…、そろそろ限界だわ」
「へあぁ…っ?!」
ぐっと波奈のうち太ももを抑えつけ、ズルルと欲望のそそり立つ塊を引っこ抜いてズチュン!と打ちつける。
「んあーーー…っ!!せ、せんしぇっ…っ!」
甘い喘ぎ声が波奈の口から溢れて、縋るように両手を首に巻きつかれた。
「ん、も…っやあっ…!ぁあっ!!」
ズチュ、ズチュ、と打ち付けるたびに漏れる水音と快感がたまらない。
「せん、せ、っ…ん、はげ、し…っ!」
「つかまっとけェ…!」
「せんせ、かみた、かんでいい?かみたいの!」
「っ、とに、おまえは…っ噛めよ」
おら、!そう言って不死川は波奈が噛みやすいよう、肩をすくめた。