満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第29章 噛みつきたい!【不死川実弥】
「…あの、不死川先生…っ、わたし、やっと卒業できました…!」
「ーーーあァ…。おめでとさん」
「それで、あの、…っわたし…っ!」
「ーーー?!おい、まてまて、!卒業したからっておめェは3月までは本校の生徒だァ!」
「もう、我慢できないんです、先生…わたし…!!」
「…っ!まてって!4月になればお前は生徒じゃねェんだからそれまでは…!」
「先生のこと噛みたいんです!!」
「ーーーーー……は?」
不死川の拍子の抜けた渾身のは?が宙に舞う。
つい先程卒業証書を受け取った女子高生、沢田波奈は真っ赤な顔で不死川の瞳を見つめた。