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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第27章 乾杯の夜の秘密※【宇髄天元】


放り投げた身体は案外軽く、ベッドにゆっくりと沈んだ。
白いシーツに波奈の黒髪が散らばる。
ベッドサイドのスタンドライトを柔くオレンジ色に灯すと、波奈の熱った瞳がこちらをじっと見つめていた。

「…き」
「ん?」
「すき…」
「あぁ」
「だいしゅき…うずいしゃん」
「わかってる」

手を握りしめて、キスを落としていく。
熱っている身体とは裏腹に、冷たい柔らかい唇が心地良かった。
呂律がほぼ回ってない波奈が、懸命に胸の内を伝えてくるのに、単純にど昂奮してしまう俺は、まだまだだな、と思う。

とろんとした目を見つめながら、波奈のTシャツを捲り上げ、ぐにゅぐにゅと両手で胸を揉みしだいた。

「ん、んんっ…あ、っ…うじゅいさあん…っ」

びく、びく、とわかりやすく全身を震わせ、快感に浸るように俺の名前を呼んだ。
そんなに大きくはないが、形の良い、手のひらに収まる感じが可愛い。頂点は薄い桃色で、すでにツンと固く主張している。
どちらの胸の頂点にも、指で挟んでグリグリと摘んでやると、波奈は腰をくねらす。

「あ、あっ…それ、すきぃ…!」
「きもち?」
「うんっ…うんっ!きもちい…っ」

波奈の可愛さにグラリと目眩を起こしそうになるのを堪えるように、一層乳首をグリグリと摘んで刺激した。またビクビクと可愛い悲鳴をあげて良がっている。

『それやだ』
『やめて』
『いや』
『待って』
『恥ずかしい』

そういうふうに言われながら、波奈が真っ赤な顔で泣くのを見ながらするセックスも好きだが、(もちろん波奈の身体は言動とは裏腹に蕩けてある)こういう、波奈が存分に俺を求めて素直に気持ちいいと言うセックスは悪くない。


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