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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第26章 寝不足の彼女※ 【宇髄天元】



「沢田さん、年長者の意見として聞いて欲しいんだけど、」

「は、はい」

胡蝶先生が口をつけた珈琲カップを、コツンと机に置いた。
沢田も珈琲をそっと机に置く。

「宇髄先生はこう…なんていうか、壁を爆破したりちょっと暴走するところがあるじゃない?」

「あ、はい、はい、まあ…」

「宇髄先生にはきちんと思ったことは伝えてね。あなたたちの恋は応援しているから」

ギュッと沢田の手を取り握った。
その怪しげにも見える、優しい微笑みは沢田はポーっとした顔で見つめる。胡蝶カナエ先生は、女でも見惚れることが度々だ。

「…はい、胡蝶先生、ありがとうございます」

沢田波奈も、にこりと笑ってお礼を告げた。


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