満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第26章 寝不足の彼女※ 【宇髄天元】
美術の授業は大体が作業だ。デッサンをしたり、キャンパスに色をおいたり、生徒はまあこそっと雑談もするが、基本的にはシンと静まっている。
宇髄天元は、生徒のデッサンを見つつ軽くアドバイスをする。
が、生徒個人の感性というかそういうのも大切にしたいので、多くは語らない。
一息つき俺も椅子に腰掛けて、足首を反対の足の膝に置き生徒を見守る。
静まり返った教室により、ぼんやりと別の意識へと旅立つ。
…あー、今日の朝の波奈、かわいかったな
エプロン姿で濡れちゃうとか言いやがって
昨夜あんだけシたのに朝も盛って俺はセックスを覚えた童貞か
あげく波奈のお弁当持ってくんの忘れたしクソ
「てんちゃーんここどーするべき?」
生徒の質問で職務中であるということにハッと我に帰る。
「てんちゃんて呼ぶな。どれ?」
と言いながら、椅子から立ち上がり、生徒の元へ急いだ。
今日は1限から3限まで授業が続く。よし!と気合をいれた。