満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第26章 寝不足の彼女※ 【宇髄天元】
「あ、っ、ぁ、うじゅ、さん、っ、むり、も、かがんでよぉ…っ」
「…は、無茶言うな、って!」
「ふ、あっ、あっ!んんっっ♡うず、しゃ、…っ」
上背がある宇髄さんに、立ったまま後ろから突かれ、波奈は必死でつま先を立てて背伸びをしていた。そうせざる得なかったからだ。こんな体制は初めてで、動揺する間も無く激しく律動される。
「あっ、あっ、イクイク、うじゅ、さ、イく!」
「…っ、きっちーなまじで!」
「あ、ん、ああ…っ!」
一層激しく律動され、ガタガタと調理台は揺れ、波奈は絶頂へと導かれる。びくりと身体が脈を打ち、キツく締め付けた宇髄さんのソレは、イくすんでで引っこ抜かれ、ぬちぬちとお尻に擦り付けて、ぷしゃりと精を放った。
どろどろした精液が、熱い。
波奈は未だ絶頂の波をただよい、ひく、ひく、と痙攣させている。
ふわふわした思考回路から、はあ…っ、と色っぽい吐息が頭上から聞こえる。
「……は!やべ!遅刻する!!波奈!行ってくるな」
そう言って宇髄さんはチューっとほっぺたにキスをして、ガサゴソとズボンにそれを直し、バタバタと玄関の方へと消えていった。
波奈は未だぼんやりと余韻に浸って、へなへなと膝をついてその場へしゃがみ込んだ。
びしょ濡れかつ宇髄さんにより汚された体液を改めて感じて、
羞恥で真っ赤な身体はなかなか収まらない。
「…うそでしょ」
1人置いてかれた波奈は呟いて、ふらふらとゆっくり立ち上がった。
ふと調理台を見ると、先程包んだお弁当が置いてある。
「ああ!宇髄さんお弁当忘れてる…!」
今から届けてもきっと間に合わない。
波奈ははあ、とため息を吐いて、とりあえずシャワーを浴びようと浴室へと向かった。