満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第25章 前世から※【宇髄天元】
「なあ、波奈、本当にお前を不安にさせたのは申し訳なかった。仕事でなんとしても結果を残したかったんだよ。
…もう不安なことがあったらこれから言ってほしい」
手をにぎりしめてそう告げる。
波奈はまた俯いて、手を震わせた。
「…波奈?」
「…う、宇髄さんが…その、…し、してくれないのって、面倒だからですか?」
「…は?してくれないってなにを、?」
そういうと、波奈はカッと顔を赤らめるのを見るに、
波奈の言っている意味がようやくわかった。
「わたしに魅力がないから?それとも最後までエッチすると責任とらなきゃだめだから?」
意を決しただろう、波奈は早口でそう言った。
「宇髄さん、わたしもナースのコスプレしたら抱いてくれるの…?」
な、なんて?
唖然とした。
まさかそう言うふうにこいつが思っていたとは。
怖がっていると思って、ゆっくりとゆっくりと大事に解してやろうと思ってしたことが、…まさか波奈をこんなふうに追い詰めてしまっていたなんて。
俺の気も知らないで、。