満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第25章 前世から※【宇髄天元】
「で、波奈はどこに行ったんだよ、あいつもう家はないはずだろ?」
「今胡蝶んとこいる」
「へえ、ま、胡蝶んとこだったら安心か」
胡蝶しのぶと波奈は同じ大学だったはずだ。
面倒見のいいあいつなら大丈夫だろうけど、
胡蝶は宇髄のことをだいぶ警戒してたから宇髄は気まずいだろうな。
はーーーと長めのため息を吐き人生終わったみたいな顔する同僚の背中を、バンと叩いた。
「まあ、ちゃんと今までのことを反省して、もう一回がんばれよ」
…話せる機会があればな、とは思ったが黙っていた。
…その日、宇髄はめずらしく酔い潰れた。