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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】

第20章 宇髄先生とわたし ー告白と相思ー後編



式が終わって、友だちとの別れもそこそこに、美術準備室にかけよる。

「宇髄先生!」

と言いながらドアを開けると、黒のネクタイを外して、首のボタンを解放した先生が居た。

「はえーな!もっと友人との別れを惜しんでこい」

「だって、先生…っ」

涙で視界が揺らぐ。
先生はそんな泣き出しそうなわたしに優しい笑顔を見せた。

「卒業おめでとー」

わたしに近づき大きな手で頭をポンとしてくれた。

たまらずわたしは先生の胸に飛び込んだら、先生は驚いたように身体をびくっとさせた。

「先生!わたし卒業しました!」

「…おー、頑張ったな」

「いっぱい待たせてごめんなさい」

「待ちくたびれたわ」

「先生!わたしを恋人にしてくれる?」

「ーーーあぁ」


その声が少し震えてる。先生泣いてる?
先生はわたしの背中に手を回して、思いっきり抱きしめられた。
わたしももう涙でいっぱいだ。

先生、好き、大好き。
言葉にならない。でも、この胸の暖かさが伝えてくれる。
先生のことが好きって。
そして、先生もわたしのことが好きってわかる。
抱きしめられる強さが教えてくれている。
先生、好きになってくれてありがとう。


宇髄先生とわたしは、しばらくその暖かい抱擁に身を任せていた。




宇髄先生とわたし

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