第17章 おかおをみせて※《宇髄天元》

「…っぁ、うぁあっ…っうじゅ、さ…っ…も…っ！いやあっ…」

がくがくと震えだした波奈の細く白い足が、絶頂が近いことをやんわりと伝えてくる。蜜口からは愛液がだらだらと流れて、お尻に伝いシーツをぐちょぐちょに濡らしている。
宇髄は波奈を布団に組み敷いて、うち太ももを手で押さえつけ、反対の手で波奈の熱く濡れぼそるソコを、くちゅくちゅという卑猥な音を出しながら、波奈の良いところを的確に刺激して、絶頂へと誘う。その卑猥な水音をわざとだしている宇髄は、波奈の耳を煽り立てる。

「…っん、ん、んぁあっ…っっ」

自分の手で一生懸命押さえつけた波奈の口から、我慢が出来ず悲鳴のような喘ぎ声が漏れた。弓なりにビクビクと身体が震え絶頂する。

酸素を求めて息を吸うことが精一杯で、波奈はハアハアと肩を震わせた。

もう、何度気をやったのだろう。
波奈はぼんやりとした視界の中で、自分を見据える宇髄に焦点を合わす。朱色の美しい瞳は、優しく慈愛に満ちたように波奈を見つめてくる。

「ほんっと可愛いねおまえ…」

いじわるだ。もうやめてと何度もひんひんとすがるように言っているのに、宇髄は波奈を指と舌とを使って、何度も何度も求めるようにイかされる。それはもう、優しく、じっとりと、かわいい、かわいいと甘い言葉を幾度となく繰り返して。

くたくたのへろへろの波奈の身体を持ち上げ、くるんとひっくり返された。