満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第14章 天元様は呼ばれたい※《宇髄天元》
ハーハーと2人の吐息が重なる。
グタッと布団に倒れ込んだ波奈は、肩を震わし、酸素を求めてハッハッと息をしていた。
宇髄もフーとため息混じりの息を吐き、波奈の手を不自由にしていた帯をするっと解放してやる。腹に吐き出した自分の白濁液をぼんやりと眺めた。
寝室に用意してあった手ぬぐいで丁寧に波奈を綺麗にしたあと、2人で布団の中へ。
宇髄は、布団の横でクタッと投げ出された隊服と、額当てを見て、そういえば鬼狩りの後だったと思い出し、どっと疲労が押し寄せてくる。
波奈のほうももう体力は残ってないのか、とろっとした目はほっとくと夢の中へいきそうだ。
かく言う俺も、波奈のあたたかさと抱き心地の良さで、
睡魔が襲う。
2人は手を握りながら、どちらからともなく目を閉じていった。