満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第12章 残りの香り《宇髄天元》
日が差し込みだし、鳥のチュンチュンと鳴く音でハッと目が覚めた。あたりはまだ薄暗いが、うっすらと朝日が窓から差している。
ガバッと起き上がったが、自身の姿は真っ裸で、
その上波奈の股の方はベタベタと気持ちが悪く、おまけにシーツもしっとりと濡れており、最悪の目覚めであった。
その水浸しの原因である昨夜のことをふつふつと思い出していく。
波奈はブアアアっと顔を蒸気させて、布団から跳ね起き、布団の横で転がっている寝巻きを慌てて羽織り、湯浴みへと走った。