第11章 お忍びの逢瀬※《宇髄天元》

絶頂を迎えてくたくたの波奈は、ぺたんと宇髄に背を向けてふとんに倒れ込んだ。

宇髄はカチャカチャと隊服のベルトを外す。
自身の痛いぐらいそそり立ったソレを出し、
波奈を後ろから覆い被さる。

「…波奈？もすこしがんばれるか？」

波奈は涙目で宇髄のほうを見て、こくんと頷いた。

「ーーぅあ！」

波奈の腰を持ち上げて、宇髄の陰茎をズドンと貫けば、波奈はもう何も考えられなくなった。

「…っふ…ぅ、…っぁ、あ！」

「声漏れてきてんぞ」

宇髄が律動を開始すると、波奈は力無く上半身を布団に沈ませ、快感の波に溺れている。

宇髄は後ろから波奈の口に自分の手をあてて、
声を出さないようにさせた。

「…っんっ…んんっ…」

後ろから突かれた波奈は、より奥を刺激され、
絶頂を迎えたばかりだというのに新たな快感の波が襲ってくる。

ずちゅ、ぱちゅん、という、卑猥な音が響く。