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満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第8章 小さな箱の中で《宇髄天元》
「…雑魚だな」
真夜中。真っ暗闇の林の中。
振りかざした宇髄天元の刀は光の速さで鬼の首を真っ直ぐと貫いた。下弦以下のクソみたいな鬼。地味。
宇髄はため息をついて、悲鳴をあげてバラバラと散っていく鬼を薄目で見た。
「ーーー?!」
最後の一欠片が散る時に、鬼は絞り出したかのような悲鳴をあげ
た。
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