満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第6章 2回目の情事※《煉獄杏寿郎》
「…杏寿郎さん…」
口付けが終わると、杏寿郎はソファーに波奈をゆっくりと優しく押し倒した。
杏寿郎と目を合わすと、カっと顔が熱くなる。
「杏寿郎さん…ああいう映像、よく見るの…?」
「……見ないな!」
「…今すごい間がありましたね?」
杏寿郎は、ふ、と笑いながら、波奈の首筋にキスを落としていく。ちゅ、ちゅというリップ音が響く。
「ふあっ…っ杏寿郎さ…」
くすぐったいような、心地いいような気持ちになった。
「…わたしの裸以外見ないで…」
「…」
杏寿郎はピタ、とキスをやめて、波奈のほうを見やると、波奈は顔を真っ赤にして、その顔を見られないように、腕で顔を隠していた。
「…波奈、可愛いな…」
あのようなDVDを一緒に観てしまって、波奈が妬いているような、独占欲をちらつかせるような発言に、杏寿郎はギュンと胸を掴まれた。
杏寿郎はたまらず波奈の顔を隠している腕を両手で剥ぎ取り、もう一度深くキスを落としていった。