満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第6章 2回目の情事※《煉獄杏寿郎》
「…波奈?」
と名前を呼ばれて、ビクンと身体が反応してしまった。
杏寿郎が顔を覗き込んでこちらの様子を伺っている。
「杏寿郎さ…ごめんなさい、こんな、こんな…っ」
涙目になって、杏寿郎に謝ると、杏寿郎はハハっと笑った。
「いや…。友だちにからかわれたな」
「うっ…やっぱりそうなんでしょうか」
杏寿郎はリモコンをテレビに向けて、ボタンを押した。
喘ぎ声はプツンと止まり、部屋の中は静寂に包まれた。
ーーーそしたら、
杏寿郎は、波奈の頭を優しく撫でて、そのまま後頭部を押さえて、優しくキスをした。
その行動に、びくっと身体を震わすが、あまりにも優しく触れるようなキスなので、胸がジンと温かくなった。