満月の夜に【鬼滅の刃 煉獄杏寿郎 宇髄天元 R18】
第1章 おかえりなさい※《煉獄杏寿郎》
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「ん、んん!」
激しい律動は止まらない。
いつもより激しい律動と、大きな杏寿郎の男根。
杏寿郎のそれにより侵略される快感をだんだんと覚えてきた波奈の身体は、トロトロと愛液が垂れ流し、お尻に伝いシーツにまで濡れていた。
「あっ!んっ…んあっ!」
「…っ、!」
より一層深いところを突いて、杏寿郎は限界を達した。
ドクドクと熱い精液が波奈の中へと注がれる。
挿入から数十秒でのことだった。
はぁはぁと息を切らせながら苦悶の表情をする杏寿郎を、波奈は快感の中でぼんやりと見つめた。
いつもは情事については余裕な杏寿郎であるが、(波奈がやや初心すぎるところもあるがーーー)このように焦っているような様子は初めてのことである。
「…杏寿郎さん、大丈夫ですか…?」
「……あぁ…。ふう…」
呼吸を整え、ヌル、と男根を波奈の中から出す。
その刺激に波奈はピク、と反応した。
「……君は大丈夫か?」
「ん、はい…大丈夫、です」
ぼぼっと改めて熱くなる頬。
「そうか!それはよかった」
ニコっと笑いながら、波奈の隣にゴロンと寝そべった。
そのまま目を閉じてハーーーと息を吐く杏寿郎を見つめた。
顔は少しまだ赤く染まり、額と首筋は汗がぐっしょりである。
波奈はというと、先程の行為でヘロヘロではあるが、心地よい幸福感に浸っていた。
杏寿郎は呼吸が落ち着いたのか、波奈の後頭部に手を入れ、優しいキスを菜子に送る。
情事のあとの優しいキスは、波奈をより幸福感へと導いた。