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【東リべ】年の差男子に懐かれた【R18】

第12章 危険人物





三途「なんか貧血みたいで、倒れそうだったんで…」


何事も無かったかのようにしれっとそんな事を言う彼。
その言葉にマイキーくんは心配そうな眼差しで私の方を見てきた。


マイキー「大丈夫か?さっきも顔色悪かったけど…」


『え…あ、その………』


三途「オレが支えたんで怪我はしてないです」


マイキー「ありがとな、三途。助かった」


………………………おいぃぃぃぃぃい!!!
おかしいだろ?ねぇおかしいよね???
なんで?ちょっと意味がわからない。
目の前の光景は夢かな?あれ?


マイキー「名前に怪我がなくて良かった」


マイキーくんは安心したような表情で私を見てくる。

待ってマイキーくん…この人害を加えてくるんだよ?
マイキーガチ勢らしいよ?ねぇ、わかってる???


害を与えてきたくせに何故かマイキーくんに感謝されてるこの子。
あまりにもおかしな光景に私はマイキーくんに本当のことを話してしまおうかな…なんて思い私は口を開いた。


『あ、あの…マイキーくん…』


マイキー「ん?どうした?」


マイキーくんに首を絞めてきたことや、先ほど何故か押さえつけられ襲われたこと等洗いざらい話してやろうかと思っていたが、目の前で睨みつけてくる三途と呼ばれるこの子。

絶対言うなよと言わんばかりの圧力でこちらを睨みつけてくる三途。


あ、これ言ったら絶対殺されるね。
そう思えば私はすぐに誤魔化すように話した。


『きょ、今日は…体調が優れなくて……その、帰るね!ごめんね!』


相手の圧に耐えきれず、体調が悪いと嘘をついてトイレを後にしようとすればすぐにマイキーくんに声をかけられる。


マイキー「それなら家まで送ってくけど」


『少しだけ…予定あるから一人で大丈夫!またね?』


私はその場から逃げるようにトイレを後にすれば、外に出て少し小走りで神社を後にしようとすれば三ツ谷くんに声をかけられる。



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