第11章 東京卍會
マイキー「みんな集まったし、集会始めんぞ」
その掛け声と共に集会がスタートした。
マイキーくんの隣で話を聞いているものの、私にはさっぱり理解できない内容で終始頭にハテナが浮かんだ。
ちょっと退屈だなぁなんて思いながら東卍のメンバーに目をやれば、何故かガン見されている私。
目が合ったことにビビり散らかし慌てて目を逸らそうとすれば、ふと目に入った白髪の女の子…いや、男の子…だっけ?
昨日、置き手紙と共に家まで来て私の首を絞めてきた張本人がすぐそこにいる…えっ?なんでいるの?怖っ……
私はその子の顔を見た瞬間顔を引きつらせ冷や汗を流す。
怖いっちゃ怖いけど…あの子私がマイキーくんと関わってるのが気に食わないんだよね?
今私マイキーくんの隣にいるし、関係ないのに集会まで来ちゃってるし……………さっきマイキーくんに手引かれて歩いてきたし……
うん、やばいね。次こそ殺されるね。
絶対明日はないね、命日だわコレ。
私は考えれば考える程冷や汗が止まらなくなる。
三ツ谷「……なんか名前顔色悪くねぇか?」
少し離れたところからマイキーの話を聞いていた三ツ谷はすぐ名前の異変に気づいた。
その言葉に他のメンバーも名前の方を見る。
場地「なんだよ、具合でも悪ぃのか?」
ドラケン「あー…何となく察したわ」
千冬「……」
千冬から話を聞いていた三ツ谷とドラケンは、何故名前の顔色が悪いのか気付いていた。
そんな中、心配そうな眼差しで名前を見つめる千冬。
そんな中、あっという間に集会が終わった。