第11章 東京卍會
部屋に戻れば、のんびりスープを飲みつつ千冬は私の方を向いた。
千冬「あ、マイキー君何か言ってたか?」
『いや、それが……東京何とかってゆう集会に一緒に行こうとか言われて……断ったんだけど全然聞いてくれないし圧もすごいし…結局準備する羽目になったって訳……』
私は千冬の質問に答えながらドレッサーの前に座り髪を梳かす。
集会ってなんだろう…なんか皆特攻服的なの着てるけど…なんの集会なんだ本当に。
そう思いながら準備していけば、千冬は苦笑いを浮かべた。
千冬「マイキー君らしいな…」
『らしいの…!?…ちょっと日頃から変わってるんだね…彼は…』
千冬につられて苦笑いを浮かべつつ、メイクと髪を終わらせクローゼットから服を取り出す。
すると、千冬はじーっと私のクローゼットを見ていた。
『…どうしたの?』
千冬「あ、いや…集会は男しかいねぇからあんまり露出多いと…ちょっと危ねぇな〜と思って…」
『そうなの?まぁ…私そんなに若くないし、ミニスカとか履かないから全然大丈夫だよ。履いたところでドン引かれるだけだからきっと』
千冬の言葉にそう返せば、いつもと変わらない服装に着替える。
本当は行きたくないけど、変に拗ねられたらギクシャクするし…頑張って行ってこよう……。
集会って言うくらいだから偉い人か誰かいるのかな?
そんなことを考えながら準備を終わらせ、私は千冬くんと二人で家を出て鍵を閉めれば階段を降り、マイキーくん達の待つ一階へと向かった。