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【東リべ】年の差男子に懐かれた【R18】

第9章 映画デート





『これって…』


私は渡されたチケットを受け取り、なんのチケットだろうと眺めれば映画のチケットだった。


ドラケン「たまたま手に入ったからオマエにどうかと思ってよ」


『えっ…でも、なんかペアチケットだし…誰かと行く予定じゃなかったの?』


ドラケン「別に…」


ドラケンくんは目を逸らしながらボソッと呟く。


本当にこれ貰っちゃっていいのかな…
そんなこと思いながらチケットを眺めていれば、ドラケンくんがか細い声で話しかけてきた。


ドラケン「一緒に…行かねぇか」


ん?今なんて???
一緒に行かないかって誘われた気がしたけど…
あれ、空耳?


『えっと、なんて?』


ドラケン「………暇だったら一緒に行かねぇか、映画…」


『えっ、一緒に?まぁ今日は暇だけど…でも私なんかでいいの…?』


ドラケン「いいから誘ってんだよ」


…………これってデートのお誘いですか???
こんな若い子と映画デートとか人生で味わえることないよね…今日オフだし行こうかな…別にやましい気持ちとかないからセーフだよね…!?


『分かった、私でよければ一緒に行こっか』


そう伝えればドラケンくんは嬉しそうな顔をした。
イケメンだけど可愛いなぁ…なんて思いながら自分も笑顔になれば、マイキーくんが頬を膨らましてこちらを見ていた。


マイキー「今日はオレと過ごすって約束したじゃん」


『えっ?約束はしてない…よね?次の日休みだから泊まらせてあげるとは言ったけど…』


マイキー「ケンチンばっかずりぃ」


ドラケン「チケット無駄にするよりはマシだろ」


マイキー「絶対名前誘う前提で用意しただろ」


ドラケン「さぁな」


ドラケンくんと映画に行くことがどこか腑に落ちないマイキーくんは何故かずっと拗ねている。

二人は何やら話しているものの私には聞こえないので、その間にゴミ出しを済ませた。



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