第9章 映画デート
少しだけ眠れたけど、やっぱり疲れとれてないなぁ…なんて思いながら3人で朝食を摂り片付けを終わして溜まったゴミ袋を結ぶ私。
そういえばこの間ゴミ捨て忘れたから捨てなきゃなぁ…
『ちょっとそこまでごみ捨てしてくるね?』
マイキー「ゴミ?手伝うけど」
そう言ってマイキーくんはゴミを持ってくれた。
女神か…優男すぎないですか??マイキーくん。
嫁に欲しくなっちゃうねこれは…
『ありがたいけど、一つくらい持つよ?全部持たせるのは何となく申し訳ないからさ』
マイキー「別に気にしなくていいのに…んー、じゃあこっちの軽いのね」
マイキーくんは1番ゴミが少ない軽い袋を手渡してくれる。
どこまで優男なんだろうか、この子は。
『ありがとう、マイキーくん』
マイキーくんの優しさに心癒されながら、イザナくんに一言ゴミ出しに行くねと声をかけてから私たちは家を出る。
外に出れば北風が少しだけ吹いていてちょっぴり肌寒く感じた。
『寒……最近冷えるね』
マイキー「上着、着てくればよかったのに」
『いや、ちょっとそこまでだからいいかなって思って…』
マイキー「風邪引くなよな」
『大丈夫だって!私あんまり風邪ひかないタイプだし…って、うわっ…!!!』
マイキー「…名前!!!」
そんな他愛のない話をしながら、アパートの階段を降りていれば、寝不足だからなのか不注意なのか私は階段を踏み外してしまった。