第7章 コンビニ
マイキー「…オレといんの嫌だったの?」
『えっ?いやいやいやいや、そんなことあるわけないでしょ!?思ってたら家になんて泊めないし速攻で追い出してるよ!?』
マイキーくんが不安そうにしているので私は全力で否定する。
てかそもそもそんなこと言ってないし…!!!
マジで許さん…この野郎……!!!
私は言ってもいないことを言われ腹が立ち、男の子を睨み付ければバッチリ目が合った。
あ、やべ…殺られる。
そう思いすぐに目を逸らせば、マイキーくんは私が否定したことで少し安心したのかホッとした表情を浮かべていた。
いや、可愛すぎか…。
なでなでしたいくらいには可愛い本当に。
そんなやり取りをしていれば、ふとソファーに座りコンビニの袋をガサゴソと漁っている男の子が目に飛び込んできた。
『今度はなにしてんのアンタ…』
?「これもらい」
男の子はサンドイッチを取り出せばなんの許可もなく食べ始めた。
なんで食べてんの…いや、食べるのはいいけど……って……よくない!!!
『それ私の夕飯だし…!!!』
?「もう食べちゃったからいいだろ」
『ぐっ………』
マイキー「オレの分けてやるからそう落ち込むなって」
苛立っている私の肩をぽんぽんと優しく叩き慰めてくれるマイキーくん。
あれ、年下のマイキーくんの方が大人じゃない?
なんかすっごい恥ずかしい気分なんだけど……
『ありがとう…マイキーくん…』
一虎といい、この男といい…なんか最近イライラすること多すぎてやばいなぁ……てゆうか一気に知り合い増えすぎて私はビビってるよ…
しかも、全員男でヤンキーってどうゆうことなの?
ヤンキーの神様にでも取り憑かれたのかな……
これ以上、ヤンキーの知り合いが増えませんようにと私は心から願った。