第7章 コンビニ
?「オレも今日ここに泊まるから」
『……………………は?』
私は相手の言葉に空いた口が塞がらない。
なんでそうなった?どこからその発想が来たのかなこの子。
帰ってください切実にぃぃ…!!!
『あの、ほら…ご両親も心配するだろうし…今日は帰った方が………』
そんな願いは相手に届くことはなく、男の子は靴を脱いで許可もなしにズカズカと家に上がればリビングに行ってしまった。
『……いや、話を聞け!?』
ついそんな言葉が口から出るも、相手には届いておらず私は男の子の後を追ってリビングへと向かった。
リビングに来ればソファーに座ってるマイキーくんがいた。
マイキー「名前遅い。何してん…の……って、なんでお前が…?」
マイキーくんは私がリビングに入ってきたと思って話しかけてきたが、いるはずもない相手の顔を見れば顔つきが変わった。
あれ?この二人仲悪いの…?
えっ、待って…なんか空気ピリついてない?
やめて…殴り合いとかされたら私が死ぬ。
そんなことを思いながら二人を見ていれば、マイキーくんの言葉に男の子は親指で私を指さした。
なんだろうと思いながら様子を伺っていれば、男の子は口を開いた。
?「この女がどうしてもって言うからさ、来ただけ」
『…えっ?………はぁぁあ!?』
何を言い出すのかと思えば、何故か私がこの子を呼んだってことにされている。
いやいやいやいや、意味わからないんですけど?
なんで見知らぬ男の子を私が家にお持ち帰りしないといけないの?
つい声を荒らげてしまったが、すぐに口を閉じる。
すると、すぐに男の子は言葉を続けた。
?「マイキーと二人きりは嫌だって言うから、しかたねぇから来てやっただけだ」
うん、何言ってるのかな?はい?意味不明。
印象操作ってやつ?えっ、まじでやめて?
私になんの恨みがあるのコイツ…!?
男の子の言葉にマイキーくんは、目を見開いてフリーズしたかと思えば、悲しそうな表情を浮かべたまますぐに私の方を見てきた。