第6章 救世主
結局マイキーくんは我が家に泊まることになった。
可愛くオネダリされたせいで断れなかった…
くそぅ……泊まる気満々だったのか鞄に着替えとか入ってるし、やり手だわ…マイキーくん。
マイキー「一緒に風呂入る?」
『はい…!?無理に決まってるでしょ…!』
マイキー「なぁんだ。楽しみにしてたのに」
『そんなの楽しみにするんじゃありません』
マイキーくんって本気なの冗談なのか分かりずらいなぁ…
まぁ確実にからかわれてるだけだけど。
『お湯入れてくるから先に入っていいよ』
私はお風呂を溜めようと立ち上がり、そう伝えた。
するとマイキーくんは少し考えた後に口を開いた。
マイキー「んじゃ背中流してよ」
『え?背中…?』
マイキー「うん。一緒に入れないならせめて背中流して欲しいなぁって」
『まぁ、背中ぐらいなら全然流すけど…』
マイキー「やった。楽しみ」
マイキーくんは心底楽しみにしているのかニコニコしつつテレビを見ている。
無邪気で可愛いんだけど…抜け目ないんよね…この子…。
そう思いながらも、お風呂に向かい綺麗に洗ってあるお風呂にお湯を溜めていく。
マイキーくんがお風呂入ってる間にご飯作ればいっか。
何作ろう…オムライスとかでいいかな…
そんなことを考えながらお風呂が湧くのを待った。