第5章 ペヤング
………………いや、誰。
遠目に見れば、金髪の男の子と黒髪ロングの子が公園のベンチに座っていた。
そして黒髪の子が私に向かって手を振って呼んでいる。
いや、マジで誰……
遠巻きに見ると分からないから私は二人組に近付いた。
?「よぉ、今帰りか?」
『え、あぁ…まぁ……』
近付けば知り合いかのように話を進めてくる黒髪くん。
いや、本当に知らないんだけど…!!!
どうしよ…この状況……
そう思っていれば、何か察したのか金髪の子が口を開いた。
?「場地さん、多分オレ達のこと知らねぇッスよ」
?「なんでだよ」
見た感じ…マイキーくんのお友達…?
もしかしてこの間家に来てた時に居たのかな?
一瞬だったから顔覚えてないなぁ……
『あの、マイキーくんのお友達?』
場地「まぁ、簡単に言えぁそんな感じだワ」
『そうなんだ…よく私のこと覚えてたね?』
千冬「マイキー君が名前さんの話ばっかりしてくるんで」
そうゆうことね…どんだけ私の話してるのあの子。
それにあれから全然会ってないしそんな話すことなくない…?
苦笑いをしながらマイキーくんの顔を思い浮かべる。
すると、黒髪の子が私の後ろに向かって手を振った。
場地「お、来たか。こっちだ」
私も彼につられて後ろを向いた。
すると、そこにいた人物を見れば私は顔を引きつらせた。