第5章 ペヤング
あれから三ツ谷くんに職場まで送ってもらい、一応連絡先も交換してそのまま別れた。
三ツ谷くんのお陰でギリギリ遅刻せずに出勤出来て一安心…。
まじでありがとう…三ツ谷くん…!!!
後でルナマナちゃん達が好きそうなお菓子差し入れしよーっと。
〜 夕方 〜
私は無事に仕事を終えて一日ぶりに自宅へと帰る。
朝慌ててたせいで髪もボサボサだったから、職場の人にツッコまれたけど…人生1度くらいはこんな時あるよね…?
ま、とりあえず遅刻は免れたし良しとしよう!
あ、三ツ谷くんに昨日と今朝のお礼でもメールしておこうかなぁ…
私は今朝のお礼も兼ねて三ツ谷くんにメールを打とうと思い、携帯を見ながら歩いていれば前から来た人に気付かずにぶつかってしまった。
『うわっ…!!いったぁ……』
いきなりぶつかった為、衝撃でバランスを崩し私は地面に尻もちをつき携帯を落としてしまった。
人通りが少ないと思って油断してながら携帯しちゃった…反省…。
……でもこんなに広い道でぶつかることある!?
相手も少しくらい避けてくれても良くない!?
そんな事を思うものの、悪いのはこちら側なので私は顔を上げて相手に謝ることにした。
『ご、ごめんなさい…ぶつかっちゃって…』
顔を上げればそこには片目が隠れてる黒と黄色が混合した特徴的な髪のイケメンの男の子が立ってていた。