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【東リべ】年の差男子に懐かれた【R18】

第21章 打たれ弱い子





『いっ...!』


蘭『誰が弟だって?』


『...っ...いや、ほら...それは...なんて言ったらいいのか分からないし…』


蘭「彼氏でいいじゃん」


『会社に遅刻してるのに、彼氏と一緒ですなんて言えないでしょ...!?』


何故だろう...
弟って言われるの嫌い症候群なのか?
そうゆう年頃なのか…そんなことある?


不貞腐れてる蘭ちゃんから離れて準備をしようとするも、何故か背後からがっちり抱きしめられていて身動きが取れない。


『......あのー、蘭ちゃん?準備したいんだけど...』


蘭「準備すれば?」


『...いや、離れてくれないと準備できないけど...』


蘭「んー...」


曖昧な返事をしながら、蘭ちゃんは私の耳に舌を這わせてきた。


『ひゃっ......』


蘭「ふーん...耳弱いんだ」


『ちがっ、いきなりそうゆうことするから...!』


蘭「これから名前の弱いところ、沢山教えろよ」


『は...!?何言ってんの.....てゆうか首が痛いんだけど…!いきなり噛み付くってどうゆうことなの...?犬じゃないんだから..』


そう言いながら鏡で自分の首元を見れば、薄らと赤くなって少しだけ血が滲んでいた。


『.........アンタは動物かっ!!!』


蘭「お前が悪い」


それだけ告げれば、蘭ちゃんは竜胆の方へと行ってしまった。


...いやなんで私が悪いの!
どっちかと言えば被害者なんだけど...!

蘭ちゃんの不思議で読めない行動に、私が悪いのか?なんて心の隅で思うものの、今はとりあえず会社に行かないといけないと思い、首に絆創膏を貼ってすぐに家を出ることにした。


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