第4章 家庭的な男の子
『ルナちゃんとマナちゃん一緒にお風呂なんて仲良いんだね』
三ツ谷「あぁ、仲良いから助かってる」
私は三ツ谷くんが洗ったお皿を隣で拭いて食器棚に片付ける。
毎日家事したり妹の面倒見たり忙しい子なんだなぁと思いながら他愛のない会話をする。
『ねぇ、さっき様子変だったけどどうしたの?』
やっぱりさっきオムライス食べる時の様子が気になって再び三ツ谷くんに聞いてしまう。
三ツ谷「…あー、なんつーか…小っ恥ずかしかった」
『え?小っ恥ずかしい?』
三ツ谷「名前、書いてくれただろ」
やっぱり名前を書いたことに対して恥ずかしさを感じていたらしい。
はぁ……、初心で可愛い…!
やっぱり若いっていいなぁ…
『へぇ、照れてたんだ…なんか三ツ谷くん可愛いね?』
三ツ谷「ガキ扱いすんな」
少しムスッとしつつ食器を洗っていく三ツ谷くん。
そのムスッとしたお顔も可愛いんだよな〜…
本人は気づいてないと思うけど。
可愛すぎて撫でたり抱きしめたりしたくなるけど我慢!
それは流石に犯罪になるからダメだよ自分!
そんなこと考えながらお皿を片付けていれば、三ツ谷くんが私を見ながら爆弾発言をしてくる。