第4章 家庭的な男の子
ルナマナ「いっただきまーす!」
ルナマナは手を合わせていただきますをすれば、嬉しそうにオムライスを頬張る。
余程三ツ谷くんのオムライスが美味しいんだろうなぁと思い私も食べようと手を合わせいただきますをする。
そんな中、何故か顔を赤くしたままオムライスに手をつけない三ツ谷くんが目に映った。
『三ツ谷くんどうした?』
三ツ谷「いや…別に」
『…なんか顔赤いよ?』
三ツ谷「…気のせいだろ」
そう言うと三ツ谷くんはオムライスを食べ始めた。
変なの…オムライスに名前書いたのが恥ずかしかったのかな?
まぁそうゆう年頃だもんね、わかるわかる。
皆で他愛のない会話をしながら美味しいオムライスを食べた。
『はぁ、美味しかったね!』
マナ「うん!」
ルナ「お姉さんが居るからいつもより数倍美味しかった!」
なぬっ…そんな嬉しいこと言ってくれるのか…!!!
お姉さん嬉しすぎて幸福感…やっぱり家族っていいなぁなんて思いながらルナマナの頭を撫でる。
『私も皆と食べれて美味しかったよ!』
マナ「嬉しい…!」
一人暮らしなのもあるけど、いつも独りだからこういった家族の団欒は久しぶりでとても心がほっこりした。
そんな中、私がルナマナと話してる間に三ツ谷くんは片付けを始めた。
『あ、三ツ谷くん手伝うよ!』
三ツ谷「あ?別にいいって」
『作ってもらったんだし、片付けくらいさせて?』
三ツ谷「別に気にしなくていいのに」
私は食べたお皿をキッチンに運ぶ。
片付けをしている間にルナマナはお風呂タイムなのか、2人でお風呂に行ってしまった。