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【東リべ】年の差男子に懐かれた【R18】

第20章 合鍵事件





『あれ、竜ちゃん…』


蘭「あ、竜胆こっち」


私の言葉に竜ちゃんの存在に気付いた蘭ちゃんは、竜ちゃんに向かって手招きをしながらこちらへと呼んだ。



竜胆「兄ちゃんいねぇと思ったら…コイツんとこに居たんだ」


蘭「なに?竜胆も名前んとこ来たかった?」


竜胆「別に…」


蘭ちゃんと会話しながら軽いため息を漏らす竜ちゃん。
そして竜ちゃんはそのまま私たちの目の前に座った。


『…竜ちゃんよくここに蘭ちゃん居るの分かったね?』


竜胆「いや、さっき兄貴から連絡貰ったから」


『連絡…?』


竜ちゃんを見た後に蘭ちゃんの顔を見れば、再びニヤついてる蘭ちゃん。


さっき連絡とってたのは女の子じゃなくて竜ちゃんだったんだ……
そう思いながら納得していれば、蘭ちゃんは私の頭に手を置いて顔を見てくる。


蘭「連絡の相手、竜胆で良かったな」


『……は?』


蘭「竜胆、コイツさっきオレが女と連絡してると思って嫉妬してたんだよ」


……うん、何を言ってるのかねキミは。
いつ誰が嫉妬したって???は???


『寝言は寝て言ってね蘭ちゃん』


蘭「嫉妬したなら嫉妬したって言えばまだ可愛いのにな」


『だから、嫉妬してないって…!』


蘭ちゃんは私の話など聞かずに、ラーメンのメニューを竜ちゃんに手渡した。


蘭「今日は名前の奢りだから竜胆も頼めよ」


……おまっ、人の奢りだからって……!
まぁ竜ちゃんだから全然奢るけどね、うん。
蘭ちゃんに奢る理由はちょっと分からないけどね、本当に。


てゆうか人の話を聞け。


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