第19章 甘えること
ドラケン「…つか、お前はなんでいんの?三ツ谷とそんな仲良かったか?」
『え"……あ、えっと…その…まぁ仲良い方だとは思うけど…ね?』
いきなり話を振られ動揺してしまう。
私は三ツ谷くんと仲良い方だとは思ってるけど…三ツ谷くんは…仲良いと思ってくれてるのか?
断定することが出来ず、三ツ谷くんに促すように疑問形を使い目線を送った。
すると三ツ谷くんは私の方を見て、何故か首を傾げて少し笑っている。
ん?何!?
そこは仲良いよって言って欲しいんだけど…?えっ?待って…仲良いと思ってたの私だけ?うそん……
ドラケン「なんで疑問形なんだよ」
『いや…な、なんとなく』
ドラケン「ふーん。まぁ家に来るくらいだから仲良いだろ」
『ま、まぁ…弟と妹に会いに来る感覚…かな』
その言葉にオムライスを食べる手が止まりフリーズしてしまう三ツ谷。
その様子にすぐ気付いたドラケンは、三ツ谷の気持ちに同情しているような表情を浮かべた。
ドラケン「お、おう…そっか」
三ツ谷「ドラケンは今日泊まってくの?」
ドラケン「あー、どうすっかな…」
三ツ谷「泊まってけば?もう外暗いし」
ドラケン「ンじゃそうするわ」
やっぱり泊まるのね…ドラケンくん。
まぁ人数多い方が賑やかでいいけど。
てゆうか…さっきより空気重くなったような…気のせいか…?
私は謎の空気の重さの中、世間話をしながらみんなでご飯の時間を過ごした。