第18章 最低な出会い
三ツ谷「そんなこと言うと逆にやましい気持ちがある奴みてぇじゃん」
『えっ、あ、いや、ちがっ…!』
三ツ谷「すげー同様してるし」
『ちょっ…お姉さんをからかわないの…!』
三ツ谷「はいはい、んじゃそろそろ出るか」
『………もう』
からかっておいて切り替えが早い三ツ谷くんに少し不貞腐れて居れば三ツ谷くんは笑いながら私の頭をポンポンしてきた。
三ツ谷「そんな不貞腐れンなって」
『別にそんなこと…』
年下からの頭ポンポンにすごく恥ずかしい気持ちと、少しドキッとするような気持ちが混ざりあって余計に恥ずかしくなる。
三ツ谷くんは私の頭から手を離せば、今度は私の手を握ってきた。
三ツ谷「今日アイツら居ないし、オレん家来ねぇ?」
『……………………はっ!?』
アイツら居ないし家に来ないか…ってどうゆうこと?いやどうゆう意味…?え???
待って、理解ができない…ちょっと待って…
…いや、やましいこと考えるな私…
ただ単にルナマナ居ないし寂しいから家に来ないかって意味だよ、理解してちゃんと…うん。
そもそも三ツ谷くんだしそんなことしないし…!
そんなことを考えていれば、三ツ谷くんに手を握られたまま席を立てば会計を済ませそのまま店を後にした。
三ツ谷「悪かったな、奢ってもらって」
『いや、全然!私こそ…なんか付き合ってもらっちゃってごめんね?』
三ツ谷「いいって。名前といんの楽しいから。家に来る話だけどさ、夕方でもいいか?少しこの後用があって」
『あ、うん。大丈夫だよ!』
大丈夫だよって何、私。
行く気満々じゃん!!!!!
いやでも…誘われたら行っちゃうよね…
そんなことを考えながら、私はその場で三ツ谷くんと解散した。
そして夕方三ツ谷くんの家に行くと約束を交わした。
三ツ谷くんが去っていく背中を見送っていれば、すぐに背後から別の人物に声を掛けられた。