第18章 最低な出会い
ココ「中高生に手出すほど飢えてんだな〜アイツ」
イヌピー「…ココ、すげぇオキニだろ」
ココ「は?なんでそうなんだよ」
イヌピー「いつもならココがわざわざ突っかかることねぇし」
ココ「イヌピーバカ言うなって。なんでオレがあんな奴……ハッ…クシュン…!」
イヌピー「?風邪か?」
ココ「あー、そうかも。慰謝料請求しねぇと」
そんな会話が耳に入ってきて再びイラつきが募るも、目の前の三ツ谷くんに気を集中させる。
『今度はルナちゃんマナちゃんも連れて一緒に食事できたらいいね』
三ツ谷「お前ほんとにアイツらのこと好きだな」
『当たり前でしょ!可愛いしいい子だし…ほんっと大好き』
三ツ谷「じゃあオレは?」
『…………へ?』
三ツ谷「好き?」
テーブルに頬杖を立てながらこちらを見てくる三ツ谷くん。
その姿があまりにもかっこよくて数秒見とれてしまう。
すると三ツ谷くんは少し不満げにこちらを見てくる。
三ツ谷「答えてくんねぇの?」
『…えっ、あ、ごめん…ルナマナも大好きだけど三ツ谷くんのこともめっちゃ大好きだから…あ、別にやましい気持ちとかじゃないから安心してね…!』
大の大人が中学生に大好きだよって言ってご飯奢るとか本当まじでママ活させてるじゃん…?
ただご飯奢っただけ…そう、それだけなの…
誤解と私のキモさを招かぬようにやましい気持ちが無いのだと三ツ谷くんに伝える。
すると三ツ谷くんは軽く笑った。