第4章 家庭的な男の子
?「いきなり走り出したかと思えば…あぶねぇだろお前達…」
?「だって、困ってるお姉さんが居たから」
?「お姉さん?……………あ」
お姉さん?という言葉の後にこちらを見る男の子。
その顔に私は見覚えがあった。
そして男の子も私の顔を覚えていたのかフリーズしてしまった。
『あ…ど、どうも…』
あれ、なんかめちゃくちゃ気まずいぞ?
変に顔見知りだとこんなに気まずいんだ……
男の子は私の顔を見るなり爆弾発言を落とした。
?「…マイキーの彼女?」
『はぁ…!?ち、違うよ!?』
?「はは、ジョーダン」
………年下にからかわれてる…!!!
えっ、私お姉さんなんだけど…!?
そんなに馬鹿に見えるのか私……………
?「悪かったって」
勝手に1人落ち込んでいれば笑いながら私の頭をぽんとし謝ってくる男の子。
ん?待って?今頭ぽんってした???
年下から頭ポンポンされる世界線ってこの世に存在するの!?
待って…なんかギュンっとした…えっ、好き…そのさり気ない感じが!Good!!!
?「おい、大丈夫かよ」
『えっと、全然大丈夫…!君は…マイキーくんのお友達?』
?「まぁ、そんな感じだな。あ、そういや名前言ってなかったよな。俺は三ツ谷隆。そんで、妹のルナとマナだ」
『隆くんにルナちゃんマナちゃんね!ルナちゃんマナちゃんさっきはありがとう。お姉さん凄く助かったよ』
私がお礼を述べれば、ルナマナは嬉しそうに笑みを浮かべたかと思えば2人は私の手を握ってきた。
ルナ「お姉さんウチに遊びに来てよ!」
マナ「来てほしい!」
『えっ、いや…それは…』
いきなりのお誘いに驚きを隠せずにいれば、隆くんが口を開いた。
三ツ谷『お、いいな。来いよ』
えっ???????????