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【東リべ】年の差男子に懐かれた【R18】

第18章 最低な出会い





私のすぐ後ろの席から聞こえるこの声。
嫌な予感しかしない…なんて思いながらそっと後ろの席をひょっこり覗けば、想像していた相手が座っていた。


?「それでさ……って、は?」


どこまで私は運が悪いのだろう…
覗いた私が悪いのかもしれないけど、相手と目がバッチリと合ってしまった。



『あっ……………』


ココ「うわ、ストーカーかよ」


『なっ…!なんで私がアンタなんかストーカーしなきゃいけないの…!』


ココ「お前なら有り得る」


『はぁ!?』


なんで会いたくない人に会うの…本当に運が悪すぎて自分を恨む。

すると九井くんと向かい合わせに座っていた美少年…いや美少女?がこちらを見ながら首を傾げていた。


?「もしかして、ココが話してた女って……」


ココ「そ、コイツ。すげーアホっぽいだろ」


?「…割と普通」


……この子めちゃくそ可愛い……
顔に傷跡あるけど……可愛い……


可愛い子に釘付けになっていれば、九井くんは嫌な顔をしながらこっちを見てくる。


ココ「なんだその顔…」


『…は?』


ココ「イヌピー見ながらニヤついて、キモいなお前」


『……いやいやいやいや、やめて?別にニヤニヤなんかしてないし…!』


ココ「いーや、してたね。まじでイヌピー気を付けろ…この女獣だ」


『やめてくれる?変なイメージ付けないで?……えっと、イヌピーくん?可愛い名前だね?』


ココ「言ったそばから口説くな」


『口説いてないって…!!!』


そんなやり取りを見ていたイヌピーくんは私の顔をじーっと見ながら口を開いた。


イヌピー「オレは乾青宗。オマエは?」


『…あ、えっと…苗字名前…』


イヌピー「名前か。よろしくな」


そう言ってほんのり微笑むイヌピーくん。
…なんだろう、この可愛さは。
可愛い子によろしくされてしまった…


そんなこんなしている間に三ツ谷くんが戻ってきたため私も普通に座り直した。



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