第17章 男性への免疫
〜 朝 〜
『なんか…久しぶりに一人の時間を過ごしたかもしれない…』
昨晩パーちんくんとぺーやんくんに家付近まで送ってもらった。
帰る方向は逆だったにも関わらず家の近くまで送ってくれた二人には感謝が溢れた。
部屋に着けば今日も誰か来るのではないかとゆう警戒心を露わにしていたが、特に誰も来ることがなく久しぶりに一人でゆっくり過ごすことが出来た。
あれ、私って元々一人暮らしだったよね?
そんなことを考えながら仕事に行く支度をする。
今日の予定を確認するためにスケジュール帳を開けば、そこには"新入社員歓迎会"とゆう文字が刻まれていた。
『忘れてた…』
行きたくはないけど…何故か強制参加だし…。
行くようだよね…めんどくさいなぁ…。
まぁ、食べて飲んですぐ帰ってくればいっか。
そう思い私は重たい腰を上げて仕事へと向かった。
〜 夕方 〜
幹事「じゃあ一人5000円ね〜」
強制参加な上に5000円も取られるなんて…なんて最悪な……お金もったいないなぁ…
そう思いながらも皆一人5000円を支払う。
少し良い食べ処に来れば、違う部署の人だろうか……私の隣に座ってきた。
「名前ちゃんだよね?ずっと可愛いって思っててさ、一緒に飲まない?」
そんなことを言いながら近寄ってくるこの人。
悪い人ではないんだろうけど…めちゃくちゃチャラいような……私の好みではない。
『私でよければ…』
断るのもなんだし…なんて思い、つい私で良ければなんて言ってしまう。
可愛いなんてあんまり言われたことないし、ちょっと嬉しい自分も少なからず居る。
そんな中、新入社員歓迎会が始まった。