第17章 男性への免疫
マイキー「昨日だって、色んな男部屋に連れ込んでるし…」
少し拗ねたような口調でそんなことを言いながら、再び私の身体を抱きしめてくるマイキーくん。
朝から甘えたモード爆発か…???
私はマイキーくんの背中に手を回せば、背中をポンポンと優しく撫でる。
『昨日は連れ込んだんじゃなくて勝手に来たってゆうか…』
マイキー「襲われたらどうすんの」
『襲われるほどの魅力はないって…』
……いや、魅力無いけどめちゃくちゃヤられかけてる。
灰谷兄弟に関してはホテルに連れていかれそうになってるし……若いから女なら誰でもいいのか?発情期?
そんなことを考えていれば自然と険しい顔になってしまう。
マイキー「顔険しいけど?」
『あ、ごめん…ちょっと考え事を…』
マイキー「何かあるならいつでも話せよな」
『あ、はい…』
年下とは思えないほどのカッコ良さだなぁ…
絶対にモテるだろうに…なんで私の家にばっかり来てるんだろうか…この子は。
そんな疑問を抱きながらマイキーくんに癒されていれば、ふと時計が目に入り私は一気に青ざめた。
『やば!こんな時間!…し、仕事…!!!』
マイキー「え?休みじゃないの?」
『休みじゃないよ…!今から間に合うか…いや、絶対遅刻!』
私は慌てて準備をしなければと思い、マイキーくんから離れようとすればいきなり手を引かれた。
『うわっ…ちょ!?』
立った瞬間に手を引かれ、バランスを崩せばベッドに再び倒れこんだ。
マイキー「もう休めば?」
そんなことを言いながら、ベッドに倒れ込んだ私にぎゅっと抱きついて添い寝状態になる。
この子は何を呑気なことを言ってるんだ…と思いながらもどうにかマイキーくんの腕から脱出しないとと思うも、足でもホールドされていて全く動けない。
『休めるわけないでしょ…!ってゆうか…マイキーくん学校じゃないの?』
マイキー「名前と居たいから今日は遅れていく」
可愛すぎかよ…私だって仕事行くよりも可愛い子とのんびり過ごしたいわ…!