第3章 近所迷惑
外にいる暴走族らしき人物が私を知っているのだと聞いて、少し気になってしまい玄関を開けてちらっと外の様子を見れば本当に数台のバイクとヤンキーのような人達がアパートの外にいた。
どうゆう人かはあんまり分からないけど…絶対にあんなに知り合い居ない…
関わったら絶対に殺られるよね、コレ。
…………うん、シカトしよう。
関わっちゃいけないよって私の本能が言ってる。
私はそっと玄関を締めて、先程入りそびれたお風呂へと入った。
〜 一方その頃 〜
ドラケン「アイツ出てこねぇな」
マイキー「俺らのこと忘れちゃったのかな」
アパートの外にいたのはマイキーとドラケン、そして東卍のメンバー数人だった。
?「出てこねぇんだし、もう帰らねぇか?」
ドラケン「まぁここに居たってしかたねぇしな」
マイキー「えー、ケンチン諦めんの?」
ドラケン「そんなに気になんだったら玄関まで行けばいいだろ」
マイキー「そんなことしたら不審に思われんじゃん。ストーカーとか思われたくねぇし」
?「もう半分以上ストーカーだろ」
マイキー「黙れ」
武道「マイキーくんが追っちゃうほど素敵な女性なんだね…」
マイキー「別にそんなんじゃねぇけど…暇だから会いたいなーって思っただけだし」
ドラケン「好きじゃねえのに会いたくなる奴なんかいねぇよ」
武道「ははっ……」
何がなんでも名前に会うまで帰る気がないマイキー。
出てきてくんねぇかなぁ…なんて思いながらアパートの一室を眺めるマイキー。
周りにいる仲間からしたら、どんだけ会いたいの…と言う眼差しだった。