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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第7章 先手=松野千冬



その様子を見ては小さくフルフルと首を振った



「…あんなに感情ダダ漏れなのに気の迷いなんて失礼だよね?」


「それをちゃんと分かってやればいいんじゃね?」


の肩をポンと叩くと場地はニッと笑った


「私もちゃんと向き合わなきゃ」


そう言うとはフロントにいる千冬へとかけていった


「おーおー千冬の奴、あんなに顔が緩んで」


「それを言うならもだろ?」


千冬は自分の元へとやってきたを見ると嬉しそうに笑った

その様子を見てつられるように笑顔になるを見て、遠くから眺めていた場地は複雑そうな笑みを浮かべていた


「何?もしかして離れてくから寂しいの?」


場地の顔を眺めながら一虎はそう指摘した


「あ?それはどっちの事言ってんだ?」


「どっちもかな?可愛い幼馴染と可愛い後輩が自分の手から離れてく感覚?っつーの?」


「そりゃあ…ずっと側にいたからな」


本音を言ってしまえば親元を離れていく雛を見送るような妙な感覚だと思う 寂しいか寂しくないかと問われれば勿論寂しいと豪語するだろう


だけどそれよりも


目を細めて2人を見つめる場地に気が付いたは近くにいた千冬に話しかけると千冬はブンブンと嬉しそうにこちらに手がもげるんじゃないかというくらいに手を振ってきた




「アイツらが幸せならこんなに嬉しい事はねーよ」






その言葉はこれから始まる2人の物語にそっと溶け込むことだろう





FIN








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