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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第1章 喧嘩するほど仲がいい?=佐野万次郎





あんなトコやこんなトコとは所謂いかがわしい所でマイキー曰くそのままじゃ入店拒否されそうだからバイクに乗ってくればそんな事はないだろうと知恵を絞って出した結果がこれだ


「…マイキー、お前、俺に『同じ景色を見せたい』って言ってたろ」


「うん、だから一緒に同じ景色見るんじゃん」



その言葉にドラケンが額に手を当てて深いため息をついた


「さ、一緒に同じ景色見に行こう」


そう言ってにヘルメットを差し出すマイキーは上機嫌だ



しかしは一向にヘルメットを受け取らない
それどころか俯いて何故かプルプルと震えている


「…?」


その様子にマイキーが心配そうにの顔を覗くと顔を真っ赤にしたと目があった


その瞬間


バチーンとまたこ気味いい音が響いた


「っ!…いてー!!」


前回と同じように両頬に痛みを感じたマイキーはゴトっとヘルメットを落とした



「もう絶対に乗らないっ!!」



そう言うと背を向けて歩き出した



「えっ!?待って、俺のバブに乗るのは!?」


その言葉を無視するかの様に神社の階段を降りるの背中に「何でだよー!」とマイキーの絶叫する声が響く



「…結局こうなんだよな…」


「あれは自業自得だろ」


「…まぁ 喧嘩する程仲がいいって事じゃね?」


マイキーの後ろ姿を生暖かい目で見たり 呆れたような顔をして見ながらドラケン達は口々に言う



今日もまたマイキーの叫び声が響いた




FIN







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