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キミしか見えない【東京リベンジャーズ】

第4章 プロローグ=場地圭介 羽宮一虎 松野千冬




「ふぅ、食べた食べた」


シメのデザートを食べ終えた圭介は自分のお腹を擦りながらそのまま後ろへとパタンと倒れた


「ちょっと圭介 そんなにすぐ横になると牛になるんだよ」


デザートのシャーベットを口に入れながらは圭介に呆れたように言葉を投げかける


「そんな事言ったら一虎はどーなんだよ」


仰向けに寝転んだまま 圭介はチラリと一虎を見た



一虎は満足したのか一足先に部屋の隅で大の字になって寝転んでいた


「…気持ちいい程に寝てますね」


同じ様に視線を向けて苦笑を漏らす千冬には「まともなのは千冬くんしかいない…」と溜め息をついた


「は今から何すんだ?」


仰向けのまま聞いてくる圭介の言葉に最後の一掬いを口に入れながら目線を上に向けながら思案するように考え込んだ


「う〜ん、取り敢えず部屋でちょっとゆっくりしてからお風呂に行こうかなぁと」


「は?風呂に行くってお前部屋に露天風呂あるじゃん」


の言葉に過剰に反応した圭介は仰向けに寝ていた体をガバっと勢い良く起き上がった


「えっ?まぁ、そうなんだけど…」


モゴモゴと気まずそうに口にするに圭介は詰め寄る


「何だよ、露天風呂嫌いだったのかよ」


「違う違う!そんなんじゃなくて!」


明らかにシュンとする圭介には慌てて頭を振った


「その…勿体なくて…明日の朝に入ろうかと…」


「えっ?それなら夜も朝も入れば良くないですか?」


簡単にテーブルの皿などを重ねていた千冬が不思議そうにに聞く


「だってどうせなら綺麗な状態のお風呂を堪能したいじゃない?」


だから夜は敢えて大浴場へと行くのだと

「そ…そういうわけだから後で大浴場に行くから!ごちそうさま!」


そう言っては逃げるように立ち上がって部屋へと戻って行った



その姿を呆然と見つめる圭介を千冬はチラリと見遣ると「…いいんですか?場地さん」と声を掛けた


「いいも何もアイツの風呂の入り方にどうこう言う立場でもねぇし…」


「でも…「千冬」


千冬の言葉を遮るように場地はにかっと笑った


「俺達も風呂に行くか」








NEXT…











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