第23章 幸せの青い鳥
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「ぎゃははははっ!!///」
「なんだよ!これ油性マジックじゃんっ!!(怒)」
「櫻井ぱんだカワイイ♪」
「かわいかないわっ!!(怒)」
智くんを待つ間
俺たちは、相葉君考案の“相葉スゴロク”なる妖しげなゲームをしていた
そんでもって
“ばつげーむ、ぱんだ”
と書かれたマスに止まった俺は
相葉君に羽交い絞めにされて、ニノにパンダの落書きを(油性ペンで)されてしまった
「きゃきゃきゃきゃーっ!!///」
「ニノっ!お前笑いす…」
—べちっ
「お前いうなッ(怒)」
「だからおしぼり投げんなやッ!(怒)」
「まあまあ、ぱんだちゃん、そんなオコルとかわいいお顔がだいなし…」
「かわいかないわッッ!!(怒)」
俺は投げつけられたおしぼりで、乱暴に自分の顔を拭きながら言った
「大体、こんな事してる場合じゃないだろ!」
「だって、暇じゃん?」
「おま…」
—べちっ
「お前いうなッ(怒)」
「おしぼり投げんなやッッ(怒)」
「まあまあ、やめなよ二人とも…」
「「黙れ、相バカ!」」
「…ひどい」
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──カランカラン
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イイ大人が三人もみくちゃになってフザケ合っていたら
心地よいベルの音を響かせながら
店の扉が開いた
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