第15章 始まりの過去1
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「えぇ〜、何でぇ?」
「あんたね
この、学園のアイドルニノちゃんと天然お色気先生大野くんが、セットでいちゃいちゃしてたら
そら、鼻血もんでしょうよ」
「天然お色気…?何だ、それ??」
「知らないの?
あんた、俺たち陰で大宮コンビとか呼ばれてて、アイドル張りの人気なのよ?」
「…大宮コンビ?…チョットいいかも♡」
「でしょ?思い切って二人でデビューしちゃう?!」
「あははは、いいかもっ///」
またまた二人でキャッキャ騒いでたら…
「其処だけ、女子校みたいだな」
…って!
「エロ潤 !」
「なに?エロ潤 ?松潤 じゃなくて??…ピッタリじゃん!」
「ウルセー、ニノ!…てか、そんなに怯えんなよ、微妙に傷つくぞ」
僕はニノの後ろに隠れて、背中にしがみついていた
「…なるほど、原因は、やっぱり潤 君ね」
「何がやっぱりなんだよ」
「やっぱりは、やっぱり。
俺の可愛いにゃんこ智にチョッカイ出したら、ただじゃおかないよ!」
…にゃんこ智?
「…そう言うなよ、チョット智かして」
!!!!!
「やだやだやだ!行かないから!!///」
「…だ、そうですけど?」
「…この前、欲しいって言ってたゲーム、お前にやる」
「にゃんこお持ちかえりぃ♪」
ニノは僕を背中からひっぺがすと、松本くんに突き出した
「にぃ〜のぉ〜(泣)」
「後で慰めて、あ、げ、る♪」
「んじゃ、貰ってくわ」
「御ゆっくりぃ♪」
「にぃ〜のぉ〜っ!いやぁ〜っ!!(号泣)」
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僕は敢え無く、彼に手を引かれて、美術室まで連れ戻された
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