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—L'Oiseau Bleu— 青い鳥

第15章 始まりの過去1


.


「!!!!!!」

「思った通り…いや、以上かな?」


彼がニヤリと口の端を上げて笑う


「まっまっ…松本くんの、ばかぁっ!!/////」

「へっ?」


僕の反応が余りにお子ちゃまだったせいか、彼は、素っ頓狂な声を出した


「ばかばかばかっ!ばかエロ潤 っ!!/////」

「…エロ潤 …」


彼はポカンと僕の顔を見ている


「エロ潤 なんて、もうっ知らないっ!!/////」


…って、捨て台詞を残して

僕は美術室を飛び出した


何だか本当に、僕ってお子ちゃまみたいだって自分でも思うけど

……でもでもっ!


(ちゅーしたの、久しぶりだったんだもんっ/////!!!)←教授はメッタにしてくれないらしい


僕は、半ベソをかきながら

闇雲に廊下を爆走した


.


暫く半べそをかいて、廊下を歩いていると…


(あ!僕のオアシスみっけ♪)


「にぃ〜のぉ〜!」

「あ、大野くん」


僕はニノにおぶさる様に抱きつくと言った


「あう〜っ、充電させてぇ〜!僕のカワイイわんこニノ♡」

「人を椀子蕎麦みたいに言うんじゃないよ!」

「はう〜、だってぇ〜///」

「はいはい、解ったから

なに?何かあったの?」

「うぅ〜、………言えない///」

「なんなのよ!」


ニノは松本くんと同じクラスの、超プリティーボーイ♡

この高校へ来てから、一番最初に仲良くなったんだよ

だから、一番の仲良しなの




そのまま廊下で、暫く二人してイチャイチャふざけ合ってたら、ニノが


「はいはい、このぐらいにしとかないと、そこら中鼻血の海になっちゃうよ?」


って言って、僕を背中から下ろした


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