第13章 君のために出来ること
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「…さささ…刺された!?」
「正確には“誤って刺された”かな?」
「…だ、誰に?(汗)」
「だから、潤 くんに。あ、このソフトもいいなぁ…二つ買って」
俺は移動した家電量販店でニノからやっと話を聞き出した
んが
思いも寄らない事件な話しに、頭が混乱していた
「いや、何で二つ…てか、どうゆう事!!?」
「さあ、詳しい経緯は知らないけど
大野くんに手ぇ出したおっさんに潤 くんがキレて
んで、そのおっさん庇った大野くんが刺された…とか言ってたかな?」
「なんで、そんな…」
「さあね……お?やっぱこっちもいいな
…三つ買っちゃダメ?」
「三つ…え?いや、駄目でしょう!」
「けち、じゃあコレとコレ」
「だから何で二つ?!」
「結局大野くんが自分で刺したって言い張って」
無視かいっ!
「潤 くんお咎めなしだったけど…
潤 君はねぇ、大野くんを溺愛してんの。
手ぇ出したのバレたら殺されるかもね」
「…んま…マジで?(汗)」
「マジで。」
ここ殺されるぅ!?
んな物騒なこと、考えてもみなかったよ!!?(汗)
「客が相手ったって、まあ、キレても仕方ないかな
強姦されたとか…言ってたし」
Σぬわんだって!!?
「Σんごごぉかんっ??き客ぅ??何???話が見えないんですけど?!?!(汗)」
「ソフト三つ」
「…二つで勘弁して(泣)」
「ちっ…しょうがないな」
ちって、あんた
「大野くん、前に銀座のクラブでバイトしてて…
ほら、あの人無駄に綺麗じゃん?
クラブの客の中にも大野くんがいいって奴多くてさ、普通に客の相手してたらしいよ」
ぎ、銀座のクラブで客の相手??…頭がついて行かない(汗)
「あの人自分が綺麗って自覚無いんだよね
…天然系小悪魔っての?ある意味たち悪いし」
それは、判る
「俺が知ってるのはそんなトコ、じゃ!」
「え?…あ、ちょっとニノ!?(汗)」
「後は自分で確かめなぁ〜」
ニノはそう言い残して、戦利品片手に帰って行った
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