第2章 ばぁう様との朝 / 微裏
コンコンーー。
『ばぁう様、リルルです、起きていらっしゃいますか?』
私の雇い主であるご主人様の部屋をノックするけど反応がない。
『失礼致します』
私は、預かっている合鍵でドアを開けた。
真っ暗な部屋にカーテンの隙間から差し込む光。
余計な家具はなく、部屋の中心に3人以上は寝れるであろうベッドが堂々と置いてある。
『ばぁう様、起きてください、朝ですよ?』
私は枕元にあるカーテンを開けながら、後ろにあるベッドを見ると、ご主人様はまだ寝ているようだった。
『ばぁう様っ、起きてくださいませっ、早くご支度を…って、きゃあっ///』
「…ん、おはよ、リルル」
急に引っ張られ、あっという間にばぁう様の胸の中に収まり、ぎゅっと抱きしめられた。
この方がこのお屋敷の主でご主人様のばぁう様。
『おはようございます…ではなくてっ、起きていらっしゃったのなら、早くっ…ひぁっ///』
「あー、朝からリルルを抱きしめられるのは本当気持ちがいいな」
『…ば、ばぁう様っ…ダメ、ですっ///』
ばぁう様は耳元で囁きながら、私の身体を服の上からまさぐる。
「否定するわりには、抵抗になってねーじゃん?」
『そん、なこと、ないですっ…ひゃん///』
「ほら、ちゃんと抵抗しねーと、どんどん触っちまうぞ? 」
やんわり体勢を変え、組み敷かれる状態になると、ばぁう様の手が服の中へと入ってきて、ブラの上から胸をやわやわと揉みはじめる。
『…んぁっ///やぁ、んんっ//』
「可愛い…っ…」
『…んっ、ばぁう、さまっ…んんぅ///」
恥ずかしくて背けていた顔をばぁう様の唇で塞がれながら向けられた。
胸の愛撫ももちろん続けながら、時折、ちゅぱちゅぱと唇を吸われる。
そしてばぁう様の右手が私の下半身へと伸び、下着の上からぐいっぐいっと押される。
『…んんっ///…ぷはっ、やっんっ』
「はぁっ…もう濡れてんじゃん、相変わらずやらしーな」
『…ん、はぁ、ばぁう、さまっ…///』
「どうした?そんな顔して、やめてほしいんだろ?」