第15章 パパの育児奮闘記?(ヤタカ編)
「パパー!!魔法で朝ご飯の用意してあげるね!いでよ!パパの好きなご飯!!」
涼子は朝ご飯にしてはかなりガッツリした食事を出した。
ヤタカ「涼子…。確かに僕の好物ではあるが…できれば朝はもっとあっさりした物がいいな。」
「いや〜、パパの好きなものってこれしか思いつかなかったからさ〜。」
ヤタカ「まぁせっかくだからいただくよ。ところで今日は神鞘会議があるから首都へ行ってくる。魔法で部屋をめちゃめちゃにしないように大人しくしてるんだぞ?」
「よ〜し!じゃぁパパが無事に首都へ着くように涼子が送ってあげる〜!」
ヤタカ「いや、涼子に頼むと無事に着かない可能性が高いから遠慮しておく。」
「遠慮なさらずに〜!」
ヤタカ「じゃぁせめて一緒に来てもいいから移動に魔法は使わないでくれ!」
「つまんないの〜!」
そしてなんやかんやで着いて行き会議が終わるまでオキマと待つことになった。
そして会議が終わりヤタカが戻ってきた。
「パパ〜!!」
ヤタカ「涼子、大人しくしてたかい?」
「うん!」
オキマ「嘘を言え!魔法で私を変な頭にしたじゃないか!」
「ちょっとオシャレにしてあげようとしただけじゃん!」
オキマの髪はアフロヘアになっていた。
クグラ「ギャハハハハハハ!なんだその頭ー!?」
ヨルナミ「…クグラ、笑い過ぎです。」
カンナギ「つーか、このガキ誰だ?」
アカチ「もしかして前に言ってた魔法使いか?」
「魔法使いってか見習いですよ!お兄さん達はパパのお友達?」
ヤタカ「友達ではなく他の領土の神鞘だよ。涼子、ちゃんと挨拶しなさい。」
「はじめまして!魔法界から修行に来た、魔法使い見習いの涼子です!よろしくお願いします!」
ヨルナミ「ちゃんと挨拶できて偉いですね。私はミツハメの領主、水の神鞘のヨルナミです。」
「………男の人で間違いない??」
ヨルナミ「…男に決まってるでしょう。」
「いや〜美人だから女の子に見えちゃって!よろしくね!ヨルナミお兄ちゃん!」
ヨルナミ「お兄ちゃんって…。まぁいいです…よろしく。」
クグラ「俺は風の神鞘クグラ!カセフノの領主をやってる!」
「クグラお兄ちゃん…なんで服着てないの??」
クグラ「え!?いや、これがカセフノでは普通なんだよ!」