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短編(アラタカンガタリ )

第11章 ヨルナミとおバカ主人公2


そんなこんなで涼子は一人でパンツを買いに出かけた。

ヨルナミ「ふぅ…これで静かになった。」
クグラ「本当に喧しい奴だよな…。」
そしてわりと早くに涼子は戻ってきた。
「ヨルナミ〜!!」
ヨルナミ「はぁ…もぅ戻ってきましたか。」
「見て!パンツいっぱい買ったから当分は安心よ〜!!」
涼子は両手に大量のパンツを持っていた。
ヨルナミ「…なんでそんなに買うのですか。必要な時にその都度買い足せばいいのに。」
「だってまた買いに行くの面倒じゃん?てか、残ったお金でヨルナミにお土産〜!」
涼子は男物のパンツを見せた。しかもなかなか趣味の悪い柄である。
ヨルナミ「なんでこんな物を…。」
「日頃お世話になってるお礼だよ!」
クグラ「趣味悪っ!!買う物も問題だが…ヨルナミの金でお礼買うとか変じゃねぇか?」
「風の妖怪よ、そんなことは気にするな。」
クグラ「神鞘だっての!つーか、今度は妖怪とか言ってるし!」
ヨルナミ「…返してらっしゃい。」
「え〜、無理!」
ヨルナミ「ちゃんと言えば返品できますよ?」
「だって、それ頭に被っちゃったんだもん。」
ヨルナミ「は?」
「だからね、面白い柄のパンツだなぁと思って何気なく被ったら買い取れ言われてさ〜。仕方ないからヨルナミのお土産ってことにして買い取ったわけ!」
ヨルナミ「何故何気なく被るんですか!?とりあえず私は履きません!」
「え〜、お店の人や近くに居たお客さんはみんなヨルナミが履くパンツだと思ってるよ?ヨルナミのお土産にするって宣言してきたから!」
ヨルナミ「余計なこと言うなー!!」
そしてそのパンツはなんやかんやで涼子が履くことにしたのである。
「あはっ!男物ってちょっと大きいけど楽ちんで悪くないわ〜!」
ヨルナミの前でスカートを捲り見せながら言った。
ヨルナミ「妙な物見せないでください!!」


終われ
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