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短編(アラタカンガタリ )

第6章 人魚(人魚シリーズからネタ借りてます。相手はヨルナミ)


城で世話になり1ヶ月経ったがヨルナミはずっと涼子を気にかけていた。
ヨルナミ「涼子。城の生活には慣れましたか?」
「えぇ、なんとか。ただ…食事の用意や片付けも全部侍女さん達がやってくれるのでなんか申し訳なくて…。」
ヨルナミ「あなたはお客人なのですから気にすることはありません。」
「…この前会ったばかりの私達に親切にしていただいて…。本当にありがとうございます。」
ヨルナミ「そんな…。ところでウルキの姿が見えませんがどちらに?」
「ウルキならちょっと散歩してくるって。…そういえば帰り遅いなぁ。ちょっと見てきます。」
ヨルナミ「私も行きましょう。また化け物が出たら大変ですから。」

外にて
ヨルナミ「居ませんねぇ。」
「どこに行ったんだろう…。あんまり遠くに行くなって言ったのに。」
ヨルナミ「…そこの者、4歳くらいの子供を見ませんでしたか?」
近くに居た民に尋ねてみた。
民「これはこれはヨルナミ様!子供ですか?確かそのくらいの年頃の男の子でしたら向こうの方に走って行くのを見ましたが…。」
民はカセフノの方を指差す。
ヨルナミ「ありがとう。涼子!行きましょう!」
ヨルナミと涼子は民から馬を借りカセフノに向かう。
カセフノにて
民「化け物だー!逃げろー!!」
民「助けてー!!」
「なり損ないが出たのか!?ウルキは!?ウルキー!!」
ヨルナミ「涼子落ち着いて!とにかく探しましょう!」
探し回ってると化け物に追いかけられているウルキを見つけた。
ウルキ「うわー!!」
「ウルキー!」
涼子は馬から飛び降り化け物に斬りかかった。
化け物「ぎゃー!!」
ウルキ「涼子!!」
「この化け物!!」
ヨルナミ「ウルキ!涼子!下がってなさい!」
ヨルナミが刀を化け物に向け戦う。
一旦化け物は弱り動きが鈍くなる。
ヨルナミ「ウルキ、涼子!今のうちに遠くへお逃げなさい!」
すると弱ってたはずの化け物がヨルナミに勢いよく襲いかかろうとした。
「ヨルナミ様!危ない!」
涼子が自分の刀で化け物を刺すが化け物は抵抗し涼子の胸を爪で刺した。
「っ!!」
涼子は息絶えた。
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